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CLOSE創業者の熱い想いが切り拓いた未来
「おもしろそうだ。とにかくやってみなければ、何も生まれない」。デバイス事業の始まりは、創業者・萩原忠臣のひと言でした。
創業から11年経った1959年。放送・通信関連の工事・保守事業を柱としていた萩原電気に、大手メーカーから電子デバイスの販売特約店を引き受けて欲しいとの依頼が舞い込みます。それまで経験したことのない電子デバイスの販売に、慎重論に傾く社内。消極的になりかけていた空気を一変させたのが、冒頭の決断です。
リスクを恐れず新事業に挑戦するという熱い想いは、現在も萩原電気グループの経営理念「創造と挑戦」として深く根づいています。
写真:商社の始まりとなった電子デバイス
クルマの快適性と安全性を支える
当時、電子デバイスの多くは家電向けでした。そんな中で萩原電気グループは、同じく中部圏に拠点を置く世界トップクラスの自動車メーカーと取引を開始します。
時代の流れを見極めることで、取り扱う電子デバイスも真空管からトランジスタ、ICからLSI、マイコンチップと変化。最先端の商材で、排ガス規制やエレクトロニクス化により急激な変化を遂げた1970年代の自動車業界に、大きく貢献します。
アナログなメカであったクルマが、電子化されることでより快適に、より便利になっていく歴史的瞬間を目の当たりにした時代でもありました。
クルマの進化とともに新技術を開拓
電子制御技術の進化に伴い、クルマのさまざまな機能や装置にECUは欠かせない存在に。今やハイブリッドやEV(電気自動車)を支えるのも、ECUと言っても過言ではありません。
そんな時代の流れとともに、前進するため。2000年以降、制御システムの受託開発の取り組みをスタート。超小型化&高性能化するマイコンを実現させるため、SoCを使ったソフトウェアやパッケージ開発にも取り組んでいます。
決して立ち止まることも、後退することもない。常に前進。それが萩原イズムです。
未来に挑戦し、技術を創造しよう
カーエレクトロニクス化、IoT化が加速する今日。大きな変革期を迎え、自動車業界はADAS(先進運転支援システム)や自動運転の実現に向け着実に歩んでいます。
ひょっとしたら近い将来、クルマからエンジンがなくなり、電気モーターが取って代わる時代が来るかもしれません。たとえそれが想像を超えた現実であっても、萩原電気グループにとっては大きなチャンス。最先端の技術に挑戦しそれを創造することこそ、萩原イズムです。
私たちは挑戦します。
クルマに目的地を告げるだけで、そこに連れて行ってもらえる未来に。
クルマが映画を楽しんだり、商談をしたりする快適な空間となる未来に。
そして、そこに萩原電気グループの技術があり続けることに。
今後もワンストップソリューションとして、まだ見ぬクルマの未来にアグレッシブに挑みます。