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CLOSE素材を選んで組み合わせる「ライブラリ」で、高度な技術を要する画像処理用LSI設計を、手軽&スピーディに。
一からつくる完全オーダーメイドの製品に比べ、いくつかのパターンから選んで組み合わせるセミオーダーの方が、安価に早くつくることができます。LSIの設計も同じ。ある機能の回路を設計する際、素材を選んで組み合わせるだけの「ライブラリ」があれば、開発はとても楽になります。当社では画像処理用LSI設計のためのライブラリを開発。技術者の労力軽減と開発期間短縮、コストダウンを実現します。
「社内でのLSI設計用に作成したツールを製品化し、エンジニアの負担軽減や開発スピードアップに役立てたい。」
難易度の高いLSI設計を、ブロックの組合せだけで可能にする、動作合成ツールCyberWorkBench用のライブラリ。
画像処理ライブラリの種類をさらに充実させ、多彩な用途に対応できる高機能な製品をめざす。
現在、ライブラリによって動作合成可能な画像処理としては、グレースケール化や2値化などの「色フォーマット変換」、ソーベル・メディアン・ラプラシアンなどの「行列フィルタ」、アルファベットや円形・四角形・グリッドを重ねる「オーバーレイ」、分岐・合流・選択などの「画像ストリームフロー制御」、拡大・縮小・回転といった「座標変換」、そして「ビデオタイミングジェネレータ」や「ビデオ生成」などがあります。今後は高解像対応や画像解析、描画など、画像処理ライブラリをさらに充実させることで、さらなる機能強化を図り、用途の拡大をめざします。
ゲームや家電、自動車、セキュリティなど、あらゆる分野の新製品開発スピードと価格競争力の向上に貢献。
応用分野としては、民生市場では、人の検知や人の動きを利用した空調・照明機器、ハンドジェスチャ(手の動き)・モーションキャプチャ(身体の動き)などを利用したゲーム機器など。特に自動車関連では、車線境界線・歩行者・車両・標識などの検知を利用した先進運転支援システム(ADAS: Advanced Driver Assistance System)など。また産業市場では、人の侵入検知や顔認識などを利用した監視カメラやセキュリティ機器などが考えられます。画像処理を利用するあらゆる分野への応用が期待できます。
当社では長年にわたって車載LSIの設計に携わってきました。低消費電力化や機能安全対応など、車載用特有のシビアな要求に応えてきた経験の蓄積で、車載以外の分野においても、ハードウェア上の画像処理の高速化と低消費電力化の両立実現を可能にします。
キャッシュによるDDRアクセスの高速化により、コマ送りのように切り替わる画像ではなく、滑らかにリアルタイムで変化する画像表示が可能。展示会では多くの来場者の方に興味をお持ちいただいています。