プロジェクトストーリー|Vol.1 デバイス事業編

STEP01 お客さまとの信頼関係から新プロジェクトがスタート

河辺 雅司

大手自動車部品メーカー向けにデバイス営業を行っている河辺雅司は、次世代ハイブリット(HV)車向けのモーター制御に使われるマイコンを探しているという極秘情報をお客さまから入手することに成功した。日頃の人間関係がものを言った瞬間だ。

今や次世代のクルマの主戦場はHV車や電気自動車といったエコロジーカー。そういったクルマにおいては電子制御機能の技術力が生命線となっている。より優れたデバイスの採用が、新技術開発の行方に大きな影響力を持つのだ。

要求される性能についてお客さまから詳しい情報を入手することに成功した河辺は、早速最適なマイコンの選定に取り掛かった。しかし、新技術を追求するプロジェクトだけに、最適なマイコンは容易には見つからない。
河辺は、フィールド・アプリケーション・エンジニア(FAE)の伊藤誠悟に、技術的視点からの検討を依頼した。

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STEP02 自社の技術力を活かしたオリジナルデバイスで顧客要求に応える

伊藤 誠悟

河辺は伊藤の一年先輩社員。ふたりはこれまで何度もチームを組んでデバイスの提案を行い、商談を成功させてきた。

伊藤の仕事は、営業が入手してきたお客さまのニーズに対して、FAEとして技術的視点から提案をすること。
伊藤は、デバイスメーカーから技術情報を収集し、最適な提案を模索していった。

しかし、既存のデバイスでは、お客さまの要求を満たしきれない。悩んだ末伊藤が出した答えは、「当社で回路の設計を担当する事で、お客さまの要求に満足いただける対応をする。」ということ。
伊藤は技術者と協力しながら、カスタマイズの詳細を綿密に計画していった。

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STEP03 初めて手がける技術でもやり遂げる、チーム萩原の底力

原 裕司

製品の回路設計は、河辺と同期の原裕司を中心とした技術者チームによって行われた。

原にとっても初めて手がける新技術。設計は困難を極めた。
しかしながら、先輩や上司のサポートと、一丸となってプロジェクトを進めるチーム力で、様々な障壁を乗り越え、要求を満たすデバイスを完成させることが出来た。

完成した製品はお客さまから高い評価をもらい、数ある競合を打ち破って次世代HV車への採用が決まった。量産が始まれば、億単位の金額が動くビックビジネスの獲得だ。
「さすが萩原さん。良い仕事をしてくれた。」というお客さまの言葉に、3人は大きな達成感を感じた。

新しいビジネスの開拓に果敢に挑んでいる萩原電気。
その大きな力を生み出す源流のひとつが、社員同士の結束の強さ。
チームの総合力を活かして困難な課題に挑戦し、大きな成果を生み出しつづけている。

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